暗幕

長いこと佇んでいる

かれこれ2日と3時間

いま食べた鶏肉 蓮根みたいだった

ズボンの裾からはみ出ている思惑

抱え込むにはその額は狭すぎる

 

暑さを運ぶ八月の風 誇らしい私の家

嫌味で塗れた貴方の街

要らぬ物ばかりの頭を土に埋めようと家を出る

暦の上では夏だが 何やら薄暗い

 

頬に湿気を感じながら そっと腕を組む

生活が家々と共に陳列されている

考える力はどこにも残ってはいない

遠くから夕餉の音が聞こえる

 

目を開けると季節は四月だった

父は種を蒔いていた

野良犬は不思議そうにこちらを見ていた

私は歴史になってしまう

文字にはなりたくない 独唱